金沢事業所「楽しみは新聞に投稿すること」

石川県白山市・H.Yさん(64歳)


平成16年11月15日、Yさんがいつものように孫と一緒にお風呂に入り、ソファに掛けた瞬間、左の肘の辺りにビリッと電気が走りました。「何だろう・・・」と思いつつ、看護師の娘さんに話すと「お母さん、じっとしていて!お父さん!お父さん!早く!救急車!」と叫びました。救急車に乗り、病院についたあたりまでは覚えていますが、その後の3日間は全く記憶がありません。脳出血でした。ふと目が覚めると左手と左足が動かなくなっていました。
私たちが初めてYさんにお会いしたのは平成18年9月でした。左半身の麻痺、痺れ、痛み、味覚が分からず何を食べても美味しくないことなどを訴えられました。さらに左半身をかばうためにどうしても右手足に力が入り、肩凝りや筋肉の張りが強くなってしまいます。
それまでは健康そのもので、血圧が高かったわけでもありません。「何で私が?」。自分の状況を受け入れられなくて泣いてばかりいました。「家事や孫の保育園の送迎もこなしていたのに、今度は私が赤ちゃんになってしまった」。そう寂しそうにおっしゃいました。
Yさんの所にお伺いするようになって3ヶ月が過ぎた頃、だんだんと手足が動くようになり、力もついて、足蹴りの運動のときには施術者が飛んで行きそうなくらい力強くなりました。

少しずつ現実を受け入れ、今では健康雑誌や新聞を読むのが楽しみだそうです。病気の体験談を読み、「こんな病気にも負けないで頑張っている人がいる。私も頑張らなければ!」と自分を奮い立たせ、今日も新聞の投稿欄に出す文章を考えていらっしゃいます。

新聞のイラスト
そして、「孫の成長が楽しみ」と目を細めていらっしゃいました。Yさんの「歩きたい!」という強い思いと努力に私達も一緒に頑張りたいと改めて思います。