群馬事業所「いつまでも舞台に・・・」 

群馬県高崎市・A・Kさん(65歳)


リウマチになって15年。後頭部脊柱から腰部は人工骨、両股関節は人工関節に置換されているKさん。ヘルパーさんが毎日入っていますが、現状の維持向上のためにご自分でも出来ることは行われています。
部屋の壁にはとても素敵なピンクのニットワンピースが飾られています。「私の妹が作ってくれたのよ。これを着て舞台に立つの」。
Kさんは、リウマチになってから知人の薦めで歌を始めました。初めは「私なんかにできるかしら」と思ったそうですが、やっていくうちに歌うことの楽しさ、気持ちよさを感じ始め、気がつけば大勢の人たちの前で歌うことになっていました。
「初めての舞台ではものすごく緊張して、口も足もふるえて顔も引きつって大変だったわ」と振り返るKさん。何度も舞台を重ねるうちに、ますます歌うことが楽しくなっていったそうです。
もちろんリウマチが全く悪さをしない訳ではなく、いつもどこかが痛い状態ではあります。舞台に上がるのには杖が必須です。「でも杖を使ってなんとか歩行が出来るし、声も何とか出ている。体中人工骨でリウマチの痛みが常にあっても、声が出るうちはいつまでも挑戦したいの」。「今度またコンテストに出るんだけど、最後の勝負の時に妹のワンピースを着たいのよ」。そう話す小林さんの目は、きらきら輝いていました。
体が少しでも動くうちは、自分に、歌にいつまでも挑戦したいという前向きなKさんの姿には、いつも元気づけられます。「こうして動くことができるのはマッサージのおかげもあるのよ。自分でもリハビリはしているけれど、マッサージをしてもらうと、肩や背中の重だるさが取れるし、本当に体が楽になるわ。ふれあいさんには感謝しているのよ」
近い将来、ピンクのニットワンピース姿で優勝トロフィーを抱えたKさんの笑顔が見られることでしょう。