富山事業所「笑顔の素敵な努力家」

富山県富山市 T・Yさん(63歳)


 Yさんのお住まいは、梨の産地・富山市呉羽にあり、梨畑に囲まれています。4月には一面に白い梨の花が見え、お伺いした8月末には、幸水が鈴なりに実り、Yさんのお部屋からも、おいしそうな梨が見えました。

Yさんは、60歳の誕生日5日前の平成16年2月1日に脳出血になり、40年以上働かれた大工の仕事を辞めなければなりませんでした。
18歳で見習い大工になり、弱冠20歳で、ご自分の家を一人で建てられました。1級技能検定や木材加工用機械作業主任者技能講習を始め、たくさんの資格を取りながら、家はもちろん、病院や学校の建設にも関わってきたそうです。

病気で右半身麻痺になってからも、左手だけでご自分のお部屋の衝立や机、趣味の碁盤など、色々な物を作ってきました。また、リハビリの為と草むしりをしたり、500メートル程の散歩をされたりしています。月2回を目標に、買い物にも杖と装具を付けて出掛けられます。当初は往復3時間もかかったそうですが、今では2時間に短縮されました。
デイサービスでは、積極的に階段登り・足踏み・滑車などのトレーニング、自宅では、他の方が施設でされる脳リハ(クロスワードなど)に取り組むなど、自分なりに日々努力されています。

将棋盤
そんなYさんの趣味は、将棋と碁。マッサージ師に時間があれば、お付き合いしたいのは、やまやまなのですが…。そんな訳にもいかず、後ろ髪引かれる思いで、帰って来るようです。
 「大きな夢はない」と言いながら、内に秘めた夢を持っているように見受けられるYさんのはにかんだ笑顔に、私たちが励まされます。
Yさん、いつまでもお元気でいてくださいね。