金沢事業所「皆さんのお陰です!」

石川県白山市 Y・Kさん(80歳)


 Kさんは戦争を経験されています。学生時代の夏休みは、勤労奉仕という旗の下、畑の開墾や草刈りに励み、日本海上空を富山方面に向け、ゴーという音を立てながらB29の爆撃機が飛んでいくのを、部屋を暗くして聞いていたそうです。今の平和な時代が有り難いとおっしゃいます。
 
 そんなKさんがパーキンソン病を発症したのは平成9年。最初に右手が震え始めた時は自分では気付かず、義妹さんに勧められて病院に行き、パーキンソン病と診断されました。しかし聞きなれない病名のため、そんなに悲観されることもなかったそうです。
その後、全身に虫が這っているような感じがしたり、難しい話をしていたら頭がふわっとなったり…。手の震えが強く、お茶碗も洗えなくなってしまいました。そんな時、ケアマネージャーさんからふれあいのマッサージを勧められたそうです。

 マッサージを始めてから、出来なかったことが少しずつ出来るようになったそうです。洗えなかったお茶碗も、リハビリを兼ねて編んだ毛糸の布で洗えるようになりました。ひきわり納豆もかきまぜられるようになりました。そして「お友達や親戚の方から『姿勢も良くなったね』と言われる」と嬉しそうに教えてくれました。最初から見れば、今は嘘のように楽で、たまに病気だということを忘れてしまうこともあるほどだそうです。

ご婦人と家族
 Kさんの今の楽しみは、テレビを見たり、新聞や本を読んだりすること。そして「Kばあ~ちゃん」とお孫さんやひ孫さんが訪ねてきてくれることだそうです。N施術者のことも孫のように可愛がって下さっています。
 お顔立ちがとても上品なKさん。「今の自分があるのは、病院のお医者さん、看護師さん、ヘルパーさん、マッサージ師さん、そして毎日顔を出してくれる近所のお友達のお陰です」と感謝にあふれていました。