富山事業所「何にでも熱中する」

富山県富山市 E・Yさん(72歳)


毎年9月1日からの3日間に約30万人が訪れる「おわら風の盆」で知られる富山市八尾町。風の盆とは別に開催される、秋のおわら版と呼ばれる「月見の宴」に「主人に車イスを押してもらって踊り見に行ってきたんよ」と微笑むEさん。やさしいご主人と温かいご家族に囲まれながら笑顔が絶えません。

平成13年3月28日、66歳の時に脳梗塞で入院され、後遺症で左片麻痺があるEさんですが、倒れる前からずっと駒子の紙人形を作られています。ご主人が撮られた人形の写真を何枚も見せてくださり、「今度、お雛様の時には、作った雛人形を出すから、見にこられ」「人形を作る紙はたくさんあるから、どれだけでもあげるよ」と、人形の名前や作り方、紙の種類等、いろいろ教えてくださいました。

最近では、ちぎり絵やお花・お茶にも熱中しておられる様子。1月には、玄関を入ってすぐの所に、お正月用の生花とアレンジメントのお花がとてもかわいく飾ってありました。「お花が一番! 自由に生ける事ができるし、先生に褒められるとうれしい」と話すEさんに、ご主人が「よく牡丹を見に島根や奈良へ行ったね」とやさしく言い添えます。
「何にでも熱中するから」というEさん。大好きなお花をモチーフに、ちぎり絵もたくさん作っておられます。麻痺のある左手で押さえながら、右手で紙を千切り、重ねながら貼っていく細かい作業…。相当な努力や忍耐が必要だと思います。

生け花
「何か一つにすればいいのに、どれもこれも楽しいからねえ」とEさん。「わしが助手して飾ってあげんなんし(飾ってあげなければならないし)、生花には水やったり、大変や」と言うご主人ですが、どことなく楽しそうです。
昨年は、お友達に手作りの年賀状を送られたとのこと。今年は何を作るのでしょうか? 私たちも、もっとたくさんの作品を拝見できるように、お手伝いが出来ればと思います。
Eさん、また楽しいお話を聞かせてください。