札幌事業所『「おじさん」から「畑中さん」へ』

北海道札幌市 S・Y様(96歳)


 Yさんは大正元年生まれの96歳。御髪は真っ白ですが、会話や表情はあと4年で100歳には思えない程生き生きしていらっしゃいます。
 腰と腕の痛みから「ふれあい」とご縁があったYさんですが、最近の調子は「まずまず」。特に痛みのあった左腕はかなり楽になったそうです。腰痛に加え、冬の雪道のせいでますます歩くことがなくなったこの頃です。以前は居間の奥で横になっておられましたが、暖かくて大好きな花が見られる居間にベッドを移されました。
 「趣味は花」とおっしゃるほどの花好きでいらっしゃいますが、さすがに冬は難しく、居間に続く温室に置いたゼラニウムのピンクの花を、ヘルパーさんに手入れして貰いながら楽しんでいます。今の楽しみは君子蘭の花が咲くことで、つぼみを大事にしています。
 ご兄弟は5人。既に2人が鬼籍に入られましたが、後の3人はお元気だそうで、「長生きの家系かな」とのこと。戦争中の冬の鉄道除雪や夏の田畑への勤労奉仕など、働き手のなかった時代の辛い仕事について伺うと、ここまで年齢を重ねられたYさんに少しでも心地よい時間を過ごしていただければと思った次第です。
 
 担当の畑中施術者のことは「まじめな人でとても良くしてもらっている」とおっしゃっていただいています。ただ、畑中と言う名前を覚えたのはつい最近だそうで、それまでは「おじさん」と呼んでいたそうです。「こんな若い人におじさんって失礼なことを…」と申し訳なさそうにおっしゃいます。若いとは言いづらい畑中施術者も、Yさんとは40歳近い歳の差が。充分若者かもしれません。
ゼラニウム

 そんな二人を写真に収めると、なんだかあったかな雰囲気が感じられます。日ごろの施術もこんなふうに穏やかに時間が流れているのでしょう。
今後も白寿のお祝い、100歳のお祝いと重ねてご一緒したいと思います。