三重事業所「夫婦二人三脚で」

三重県津市 A・M様


 「待ってたんだよ。休みの間、待ち遠しくて…」。今年最初の訪問時にMさん(72歳)の言葉です。奥様のSさんからも「この人、足が重だるいってよく言ってたのよ」とお迎え頂きました。マッサージが来るのが待ち遠しかったなんて、一番嬉しい言葉です。
 Mさんは、3年前に腰の手術をされました。腰の痛みはとれたものの、下半身に感覚鈍麻・痺れ・足関節以下の運動麻痺などの症状が残ってしまいました。
下半身の感覚麻痺のため、腎盂炎や湯たんぽによる低温やけどで入退院を繰り返す日々。最後の入院時、安静に臥床されて過ごされていたので、一人では寝返りもうてなくなっていたそうです。
 「このままでは、寝たきりになる」と医師に言われていたこの頃、Mさんはかなりナーバスになられ、奥様に無理を言ったり、お医者さまには一言も口を聞かなくなっていたそうです。そんな中、奥様は入院先には毎日顔を出し、通院には必ず付き添われました。

 退院後、奥様はリハビリを継続したいと考え、ケアマネージャーさんと相談し、通院リハビリの予定を立てようとしていました。そんな時、ケアマネさんからふれあいの在宅マッサージをご紹介頂いたのです。ケアマネさん同席での体験マッサージを終え、Mさんの施術が始まりました。
お身体が動きやすくなるにつれ、Mさんはみるみるうちに元気を取り戻していかれました。今では奥様が付き添い(どこへ行くのも奥様は必ず付き添われます)、自宅周辺を歩行器で散歩するのが日課です。受診の際、先生や看護師さん方に「元のMさんに戻ったねぇ!」と言われることが本当に嬉しいとおっしゃっています。

笑顔の老夫婦

 「口に出しては言わないけれど、奥さんには感謝している。ここまで良くなれたのも奥さんのおかげやと思っている」とMさん。奥様も「この人が元気になってほんとに嬉しい。(入院時は)寝返りも手伝ってもらっていたのになぁ」とおっしゃいます。「夫婦二人三脚」とは松本さんご夫婦にピッタリの言葉です。
そして、とてもありがたいことに、「後が楽になるので、マッサージが来るのが待ち遠しい!」とおっしゃってくださり、毎回こちらの笑顔が負ける程の笑顔で迎え入れて頂いています。
 私達の仕事は「症状の改善を目的とする医療マッサージ」ではありますが、決してそれだけではないのだということを改めて感じました。患者様とのふれあいを通じて、多くの恵みを私達は日々与えてもらっています。