埼玉事業所「さっそうと歩く」

熊本県熊本市 Y・Oさん(72歳、慢性リウマチ)


「パーキンソン病を告げられたのは、今から12年前です。症状として、震え、固縮、便秘とすくみによる方向転換の困難。とりわけ方向転換が上手くいかず、転んで何回か骨折しました。大きな骨折が2回。2回目の骨折では長期入院となり、退院後は車椅子生活となりました。車椅子での外出は子供、大人問わず、みんなが私を良く見るので、当初は大変嫌でした。
 そのうち、こちらから勇気を出して「おはよう」「こんにちは」と声を掛けるようにしました。この声掛けから、お互いに話が出来る事が分かり、今では色々な人たちを話し合えるので、外出も楽しみになりました。

 2回目の骨折後、ケアマネの勧めで通所リハに通う事になりました。そこではレクレーション、ゲーム、昼食、作業療法、リハビリテーションと盛り沢山ですが、当初は何か老育園のようだと思いましたが、今ではその場をそれなりに楽しんでいます。
 作業療法として、アンデルセン手芸、絵手紙、大人の塗り絵、組み紐等々を習い、今では自分の趣味として、自宅で続けています。アンデルセン手芸は家でも広告チラシをくるくる棒で丸めて編み、いくつも作りました。作っては人に差し上げの繰り返しで、家には残っていません。最初に鉢カバー、フルーツバスケットを作り、仕上げにワインレッドとブルーのペイントをして、素敵な作品になりました。広告チラシの変身に驚きました。指先を使う作業の為、リハビリのスタッフに感謝しています。
 秋から冬にかけ、寒さに弱いパーキンソン病のため体が固まり、血行も悪くなるために昨年9月に訪問マッサージを試みました。市立病院の主治医の承諾を得て、10月から本格に始めました。最初の頃は緊張しましたが、今ではリラックスして受けています。
 明るい笑顔の「ふれあい在宅マッサージ」のスタッフには感謝しています。認知症対策として、おしゃべりをしながらマッサージを受けています。元気をくれる人、温かい人に出会ったと、来られる日を心待ちにしています。
 

おしゃれなおばあさん

 強張りが強く、朝から苦労している時、温かい手が魔法のように、強張りが和らぎ、私にとっては魔法のようです。
 主治医との話の中で、私は夏は暑くて体がだるくなり、冬は寒くて体が縮こまり固まってしまうと訴えると、「健康であれ、病気であれ、暑さ寒さは同じですよ。『病は気から』。病気のせいにせず、『病気を戦わず』自然体で過ごすようにしたらどうですか」と教えられました。とても説得力があり、「全くそうですね」と納得してしまいました。

今の私にとっての最大の希望は「自分の脚で おしゃれをして 颯爽と街を歩きたい」。この気持ちでいっぱいです。」