金沢事業所「偶然の出会いに感謝します」

石川県金沢市 E・Hさん(67歳、小児麻痺)


「あの車! メモして!」。ヘルパーさんと車椅子で家の前にいた時、ふれあい号を見かけたHさんは、思わず叫びました。これがHさんとふれあいの出会いでした。
 Hさんは5歳の頃、小児麻痺を発症。もともと負けず嫌いのHさんは、4年前まで車いすには乗らずに杖を使っていたそうですが、足首の捻挫をきっかけに車いすの生活を余儀なくされました。足の筋力も衰え、疲れやすくなっていた時に、ふれあい号との出会いがありました。
 早速メモの情報を基に、病院に勤めるお友達に相談。お医者様からの推薦もあり体験マッサージをお受けになられました。

 訪問したお部屋には、色紙に描かれた水墨画が所狭しと並んでいました。7年前、デイサービスで描いたのが初めてで、最初は恥ずかしくてあまり乗り気じゃなかったそうです。ところが1枚、2枚と描いているうちに面白くなってきました。人物画が好きで、駆け回る子供たちや、今にも動き出しそうな魚や動物の絵を描いていらっしゃいます。
 1枚の絵は10分間で仕上げる。その10分を集中することがとても大事なことだとお話しされます。10分の集中でその絵に命を吹き込むことができる。マッサージも一緒。わずか20分でも集中して接することで、身体の治療だけでなく、心のケアもできると教えられるようです。
 
 訪問時は、循環改善マッサージだけでなく、筋力増強運動も取り入れて施術させていただいています。「足の筋力がついてきて、疲れにくくなった」と笑顔で言ってくださいます。
「半年前の私のように、訪問マッサージを待っている人はたくさんいるはず。しっかり頑張って」と激励してくださいました。

桜の水墨画
 書きためた水墨画は、毎年10月に行われるカトリック教会のバザーに寄付していらっしゃいます。前回は15枚も売れたそうで、今から少しずつ書きためて、もっとたくさん寄付したいと頑張っていらっしゃいます。
 これからも人生の先輩として、いろんなことを教えてくださいね。