福井事業所「「Kちゃんスマイル」に感謝を込めて」

福井県鯖江市 K・Kさん(66歳、麻疹後脳性麻痺・リウマチ性関節炎)


Kさんとの出会いのきっかけは、「脳性麻痺の方のマッサージをお願いできませんか?」という担当ケアマネージャーさんからのお電話でした。
初めてご自宅にお伺いして、マッサージ施術をさせていただいた後には、愛らしい笑顔で「ありがとう。以前からマッサージをしてもらいたいと思っていたんです。夢が叶ったぁ!」と喜ばれていました。
Kさんは周りの方から親しみを込めて「Kちゃん」と呼ばれており、私たちにも「Kちゃんスマイル」を見せてくださったのが印象に残っています。

Kさんは富山県宇奈月町で3人兄弟の末っ子として育ちました。小学校1年の時に麻疹後脳性麻痺を発症、全身リウマチ性関節炎も見つかり、小学校4年の頃から一時は歩けなくなってしまわれたそうです。
福井に転居されたのは、23歳の頃。知り合いの方から「福井県に身体障害者肢体不自由更生施設があるから入所してみては?」との勧めがあり、その翌年に市役所の担当の方からも同じ施設を勧められたそうです。二人の方から県外にある同じ施設を勧められる事なんてなかなかある事ではありません。Kさんは不思議な縁を感じ、入所を決心されたそうです。

 福井に転居されてから、趣味で始めた文化刺繍に没頭され、数々の賞を受賞される程の腕前にまでなられたそうです。しかし、施設でのお仕事が忙しく、細かい物が見えづらくなったことや体のこわばりが強くなったことで文化刺繍をやめられました。その頃から「マッサージを受けたい」と思い始めたそうです。
何度か近くの治療院に電話してみようか…とも思ったそうですが、何だか怖くてなかなか電話ができなかったとのこと。担当のケアマネージャーさんの紹介で在宅マッサージを知った時には「やっとマッサージを受けられるかもしれない。希望が叶うかも!」と喜ばれたそうです。

文化刺繍

 Kさんは「私は体に麻痺はあるけど、不思議に『こうしたい!』と望むことは、良い人とのご縁により、叶えられることが多いのよ。今こうして生活していることに感謝しているんです」と笑顔で話してくださいました。その言葉を聞いて、感謝の気持ちを忘れないKさんだからからこそ、良い方とのご縁を呼び、周りに良い方がたくさん集まって来るのだと感じました。
「マッサージに来てもらえることが嬉しい。ありがとう。今後もよろしくお願いしますね!」といつも明るく声を掛けてくださるので、こちらも出来る限り「Kちゃんスマイル」を見せていただけるように、また、少しでもお力になれるように頑張っていきたいと思っています。
常に「ありがとう!」の気持ちを添えて…。