茨城事業所「母に電話をかけたくなった」

 その日は体験のマッサージをさせていただく予定になっておりました。入社してわずか半年、まだまだ未熟な自分なのでやはり緊張します。体験の患者様は92歳になられる目がご不自由な女性でした。施術中色々とお話をさせていただいてる時にある人物の顔が浮かんできたのです。

 それは目の不自由な母親の姿でした。年も背格好も違いますがやはり目が不自由で苦労されている姿が母親を思い出させるようです。
 施術後、ケアマネージャーさんに、在宅で暮らす患者様には、まさに今日のような沢山のお話を交わしながら受けてもらえるマッサージを薦めていきたい、というお褒めのお言葉を頂きました。しかし私の方こそケアマネージャーの方に感謝しています。私のマッサージの方向性が正しいと導いていただいている事、そして何よりこのようなありがたい期会を与えてくださった事。

 その日私は久しぶりに故郷の母親に電話をかけました。特に用事があったわけではないのですが。私は今日もまた、その女性の方の施術を担当させていただいております。そしてその夜は母親に電話をかけるのが日常となりました。

茨城事業所 保坂 昭彦

電話をうける老夫婦