埼玉事業所「 ふれあいの誕生日カード 」

 さいたまスーパーアリーナのすぐ近くに住む男性の患者様のお宅に鍼灸施術にお伺いして、1年近くが経過しました。同僚の田代施術者と私で週二回の訪問です。

 レビー小体型認知症によりパーキンソン症候群が見られ、体が固く、左肩と右腰の疼痛緩和が目的です。訪問の際にはいつも奥様が同席してくださり、ご主人の状態など色々なことをお話しながら施術しています。

 いつものように訪問したある日、左肩に刺鍼をしようと右側臥位になっていただくと、ご主人から「田代君は、やさしいな」と一言。追いかけるように「あら、また泣き出しちゃって」と奥さん。何ごとかと戸惑いながらご主人の視線の先に目をやると、ベッドの柵に誕生日カードが張ってありました。認知症のせいかもしれませんが、子供のような純粋な眼差しには涙が溢れています。「ばかね、相談員さんが作ってくれたのよ」と微笑みながら奥さん。

 ご主人は田代施術者が作ってプレゼントしてくれたと固く信じているようです。なんとも微笑ましい光景に、ふれあいの場面を実感し、その力の大きさを知らされた瞬間でした。

メッセージカード

 相談員さんをはじめ皆さんの力により、患者様とのふれあいを深めることができ感謝しています。これからも、施術とともに、ふれあいの輪を一層広げていけるように頑張って行こうと思います。

埼玉 小林良夫