山梨事業所「マッサージ師として、人として」

 グループホームに入所されており認知症状が強い患者様のお話です。訪問当初は顔を全く覚えてくれず、「何しに来たんだ!私は頼んだ覚えがない!!帰れ!!!」などの暴言や拒否、時には暴れるといった行動があり、まともに施術が出来ない日が続きました。施設の方も普段から同様の行動があり、手を焼いていた状態でした。
 ご本人様は腰痛などの症状に苦しんでおられたので、何とかして楽に生活が送って頂けるようにしたいと思いました。触らしてもらわないと治療が出来ないので、まずはコミュニケーションを図ろうと、どんなに暴言を言われても暴れて拒否られても必ず最後に握手をして帰るようにしました。

 そうして暫くすると、それまで見られなかった笑顔が見られるようになりました。一番驚いたのが全く顔を覚えてくれなかった患者様が、私を見るとマッサージの人と認識して下さり、帰る際は『次はいつ来てくれるの?』と患者様の方から握手を求めてくださるようになったことです。施設の方には、マッサージをするようになってから日常生活でも穏やかになり介護をするのが楽になったと仰って頂きました。
 今回の事で、どんな困難な事でも熱意をもって行動すれば、いい結果に変えられるんだと強く思いました。また会社理念にもある『人と人とのふれあい』というのは、私たちマッサージ師にとって何より重要な事なんだということを再認識しました。

不機嫌な表情のおじいさん

 これからも一人でも多くの方に笑顔になって頂けるよう、熱意とふれあいを大切にして頑張っていきたいと思います。

山梨・工藤亮祐さん