宇都宮事業所『楽しい時間の共有』

私自身、よりリンパケアに興味を持つきっかけとなった患者様の話です。
右下肢義足で左下肢に強い浮腫と重だるさがある方です。施術を始めるきっかけが、ご家族の浮腫改善の要望で、ご本人様はマッサージに興味がありませんでした。お試しでお会いした時は、恐い顔をされていて、正直に苦手だなと思っておりました。そして、そのまま担当させていただくことになりました。

日々伺う中で、このままじゃダメと思い施術効果をあげようと週に1度の訪問から増回、筒状包帯の利用、デイ先や自宅でも椅子の前に台を置いてもらうなど、いろいろな提案をさせて頂きました。そして少しずつ症状改善がみられてきました。またその患者様は、ご家族様との会話は少ない様で、デイのお友達とお話しをするのが楽しみということが分かりました。そこで私からも積極的に話しかけ、浮腫の症状が改善してきた時に突然、患者様が泣き出してしまい言った言葉が「私が死ぬ時にお兄ちゃんに言いたいよ…ありがとうって」

その瞬間私も涙が止まらず「これからまだまだたくさん話しましょうね」と言い、患者様と何かいい時間を共有できた瞬間でした。私の中で苦手意識もいつの間にかなくなり、患者様もニコニコしながら迎えてくれるようになりました。このことがきっかけで、どの患者様にもマッサージの時は少しでも楽しい時間を提供できるように意識して施術に臨んでおります。

宇都宮事業所 I・Iさん

ハートをくわえた小鳥