INTERVIEW君島 千尋

訪問看護師

君島 千尋

治すことよりも、「寄り添うこと」

寄り添う看護の第一歩

看護の道を選んだのは、単純に憧れだと思います。
幼少の頃から、病院に行く機会が多かったのですが、
そのときの看護師さんをはじめ、病院の方の本当に相手のことを考えたコミュニケーションに惹かれ、自分も将来こうなりたいと思ったことがきっかけでした。
なかなかないと思うんですよね。
赤の他人に、厳しいこともはっきり言わなければいけないことって。
本当に相手のことを考えた対応をしているな、と思ったことが今でも心に残っています。

その後、卒業後に就職したのは、ある総合病院の精神科。
とても大変で、1年で辞めようと思いました。
でも、そこで思いとどまったのは、当時の上司の言葉があったから。
「相手の気持ちを尊重したコミュニケーションをとってみたらどうだろうか」
たしかに、当時の自分は、自分の感情だけで話していたのです
もともと、相手のことを考えた、寄り添う看護がしたかったのに、全くそれができていなかった自分を恥じると同時に、やり方次第なんだと前を向けた瞬間でした。

それ以降は、患者さんが話したくない、といえば話さない。
相手の気持ちを尊重したコミュニケーションを意識したら、不思議と患者さんとの関係性も変わってきて、
今まで一言も口を利いてくれなかった患者さんも2週間後には笑顔で会話できるまでになったのです

私にとって、寄り添う看護の第一歩は相手の気持ちを尊重してあげることからでした。

フレアスへの入社

総合病院には5年くらい務めた後、特別養護老人ホームで1年と少し就業した後に、フレアスへ入社することに。
もともと訪問看護は選択肢として考えていなかったのですが、今後、在宅が主流になっていく日本の医療環境の中で、自分の「寄り添う看護」を実現するためには、在宅での経験も不可欠と考えて、訪問看護をやっている会社を複数社受けました。
フレアスに決めた理由は、ビジョンが明確だったから。
他の会社は、組織としてどこへ向かっているのか、が見えづらく、目の前のことに精一杯な感じがしてしまったのです。

フレアスはどこへ向かっているのか、が明確でした。
「看取り難民0」。そして、主事業の訪問マッサージでも大事にしている「生活や尊厳を支える医療」。
このあたりが、自分の価値観とビジョンと重なり、入社を決意したのです。
あ、面接時の応対のよさも決め手のひとつでしたね。
決して高圧的ではなく、目線をあわせて、コミュニケーションがとれた。
ここでなら、「寄り添う看護」ができるかもしれない。
そう思えたことも大きな決め手となりました。

治療としての看護ではなく、寄り添う看護

フレアスに入社してからは、訪問看護チームのメンバーとして、チームでご利用者様の対応にあたっています。
産休中のメンバーも多く、人数的には少ない環境ではありますが、
チームで連携しながら、なんとかご利用者様の要望に応えられていると思います。

自分の場合は、精神科での業務経験があったため、
精神疾患を患っているご利用者様のご自宅に訪問することが多いですね。

総合病院時代と違うのは、ご本人だけでなく、ご家族と向き合い、寄り添うこと。
ご本人はもちろん、ご家族のご要望を可能な範囲で聞き、それを実現させる方法を、看護面からサポートする。
まさに寄り添う看護ができているのではないかと思います。

幼少の頃に感じた、そして、この看護師の道を志すきっかけになった
寄り添う看護という自分なりの指針。
フレアスという組織の中では、この看護観が近いメンバーが多く、ストレスなく仕事に向き合えていると思います。

今後、ますます在宅医療が一般的になっていく中で、治療だけでなく、ご利用者様とそのご家族の精神面もケアできる、時代にあった寄り添い方に今後も向き合っていきたいと思います。