初心を忘れず

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仙台事業所を訪問しました。
久しぶりに来ましたが、ここには来るたびに東日本大震災の事を思い出します。
今月で6年が経ちましたが、当時混乱が続く中でメンバーと食料を分け合い励ましあった事を思い出します。
自分のその時のブログを見ていたら当時の気持ちが蘇って来ました。在宅療養者とどう向き合って行くか、メンバーとどう支え合って行くかという初心を思い出させてくれる文章でしたので再度アップします。
これからも初心を忘れずメンバーと頑張ります。

。。。。。

2011年 3月
患者様のご家族から手紙を頂いた
この震災の中でサービスを受けて感じられた事が綴られている
とてもしっかりと書かれており、『我々のサービスはどういった気持ちで提供するべきなのか』など初心にかえって考えさせられる内容であった
『こう言われるサービスを提供して行きたい』と共感した
以下に全文を掲載する

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在宅医療に従事されている皆様へ
私は、間質性肺炎を患い、ほぼ寝たきりとなった父を在宅で介護しています。
そんな父の安らぎは、在宅医療で受けているマッサージの時です。
体を自由に動かすことが出来ず、体だけでなく、心も凝り固まってしまう中で、
皆様の献身的な医療によって、父のみ成らず、介護する家族も支えられています。
 そんな折りこの度の大地震で、日頃受けている在宅マッサージにどれ程支えられ、救われているのかを改めて思い知らされる出来事がありました。
父は先に述べた様に寝たきりです。テレビ・ラジオが彼の情報源であり、数少ない楽しみの一つでもあります。しかし、そこから流れてくる情報は、目をつぶり、耳を塞ぎたくなるような悲惨で残酷なものばかり。24時間ベッドの上で過ごし、いくらそれが現実とは言え、その情報ばかりに触れてしまっていた父は、精神的にもかなり参ってしまった様でした。
 
 そこへ、いつもの時間にいつものスタッフさんがマッサージに来て下さいました!!
“燃料確保がままならない為、伺えないことがあるかもしれません。”と事前に連絡を受けていたので、半ば諦めていたのです。

街のガソリンスタンドはどこも臨時休業や閉店。もしくは開いていても気が遠くなるような大行列を目の当たりにしていたので、例え来て頂けなくても当たり前!と思っていた矢先に。
 話を聞けば、その方は4時間ガソリンスタンドに並び、巡回の為のガソリンを手に入れていたとのこと。そんな思いまでして各家庭をいつもと同じ様に回って下さっていることを思い、勇気づけられ涙が出る思いでした。
在宅マッサージを利用している者として言えることは、マッサージは決して体を癒やす為だけでは無く、患者の心もケアし、更には家族の精神的不安も軽減して頂いていると言うこと。
お陰でマッサージ後、沈んでいた父の表情に明るさが戻り、食事もしっかり摂ることが出来ました。
父を看る家族としては、父が少しでも明るい表情で、食欲を落とすこと無く過ごしてくれることが何よりも大切で幸せなことです。

 この大地震で暗いニュースを見聞きしている高齢者の多くが、知らず知らずの内に体が緊張し心細くなっている中で、今回、多くの在宅マッサージ利用者が皆様の真摯な姿勢に勇気と元気をもらっていることと思います。
この苦境の中で、皆様を待っている者が大勢居ることを、どうか忘れないで下さい。
そして、心身共に本当に大変なお仕事と思います。皆様が元気でいらっしゃることが、ひいては利用者にも元気を与えますので、どうか皆さんがご健在でお仕事に従事されますことをお祈りしております。
 大変つたない文章ではありますが、益々の皆様のご健勝を祈り、大きな感謝の気持ちを込めて送らせて頂きます。
在宅医療利用者家族より。